テレビに光デジタル出力しかなくても、光→アナログ変換器(DAC)を1台はさめば、赤白(RCA)や 3.5mm 入力だけのスピーカーやミニコンポで鳴らせます。
買うときは、変換の向きと、音量をどこで調整するかの2点だけ押さえてください。
結論|「光→アナログ」の変換器を買い、テレビの音声出力を PCM にする
結論から言うと、音量をつまみで調整したいなら RS-ADAC3、スピーカー側で音量を合わせるなら RP-ADAC2です。どちらもラトックシステムの「デジタル→アナログ」変換器です。
| 条件 | 選ぶ変換器 | 光入力 | アナログ出力 | 電源 |
|---|---|---|---|---|
| 本体の音量・低音つまみが欲しい | RS-ADAC3 | あり | RCA・3.5mm | AC アダプター |
| つまみは要らない・小さく置きたい | RP-ADAC2 | あり | RCA・3.5mm | USB 給電ケーブル |
- 向きに注意:必要なのは「デジタル(光)を入れて、アナログを出す」製品です。逆向きの製品を買うと音が出ません。
- テレビ側の設定:デジタル音声出力を PCM にします。
「買ったのに音が出ない」は、ほとんどこの2つが原因なんですよね。
なぜそうなるのか
テレビの光端子から出ているのは、デジタルの音声信号です。赤白や 3.5mm のアナログ入力しかないスピーカーは、そのままでは受け取れません。
- 間に DAC が要る:DAC(デジタル→アナログ変換器)が、光の信号をアナログの音に直します。
- 逆向きの製品が紛らわしい:「アナログ→デジタル」の変換器も、似た名前・似た見た目で売られています。
- PCM 以外は変換できない:RS-ADAC3 は、Dolby 2ch やサラウンド音声に対応していないとメーカーが案内しています。RP-ADAC2 も、入力は 2ch のみでサラウンド非対応です。
Xiaomi・TCL・ハイセンスなどのテレビで、イヤホン端子や赤白出力が無い機種があると、知恵袋にも質問が出ています。
解決する手順
- 手持ちのスピーカーの入力端子を確かめます(RCA の赤白か、3.5mm か)。
- テレビの光デジタル出力端子と、変換器の光入力を光ケーブルでつなぎます。
- 変換器のアナログ出力(RCA または 3.5mm)を、スピーカーの入力につなぎます。
- 変換器に電源をつなぎます。
- テレビの設定で、デジタル音声出力を PCM にします。
手順5の PCM 設定は、地味に大事です。
パナソニックは、接続先の機器がドルビーオーディオなどに対応していないとき、「PCM」にするよう案内しています。
ソニーの海外サポートも、Dolby Digital や DTS に非対応の機器には [Digital audio out] を [PCM] にする案内です。項目名はメーカーや機種で違うので、お使いのテレビの取扱説明書で確かめてください。
必要なもの(1〜3製品)
紹介する製品の実売はおおむね 3,000〜5,000円 です(2026年10月時点・主要EC)。
音量・低音をつまみで調整したいなら ラトックシステム RS-ADAC3
- どの条件で選ぶか:テレビのリモコンで音量が変わらず、変換器の手元で音量を合わせたいとき。
- 選ぶ理由:本体に音量調整ノブと低音調整ノブがあると、メーカーが案内しています。光・同軸の入力と、RCA・3.5mm の出力があり、L-PCM は最大 24bit・192kHz です。
- 購入前に確認したい点:Dolby 2ch・サラウンドには非対応です。光ケーブルが付属するという記載は、確認した販売ページにありませんでした。電源は AC アダプター(5V/1A)と USB micro B ケーブルが同梱されています。
つまみが手元にあると、ソファから手を伸ばして音量を決められるのが気楽でいいですよね!
つまみは要らない、小さく置きたいなら ラトックシステム RP-ADAC2
- どの条件で選ぶか:音量はスピーカー側で合わせる、または、とにかくシンプルに光→アナログだけしたいとき。
- 選ぶ理由:約 59×53×22mm・約 63g のアルミ筐体で、光・同軸の入力と RCA・3.5mm の出力があります。電源は付属の USB 給電ケーブル(DC+5V)です。
- 購入前に確認したい点:光デジタルの対応は最大 96kHz、2ch のみです。光と同軸を切り替えるときは、先に USB 給電ケーブルを抜きます。音量調整の機能は公式ページに記載がありません。
光ケーブルは付属しないので、別に用意しておくと安心かなと思います。
2製品の違い(メーカー公式の仕様)
- 音量・低音の調整:RS-ADAC3 は本体のノブで調整できます。RP-ADAC2 は公式ページに記載がありません。
- 電源:RS-ADAC3 は AC アダプター同梱、RP-ADAC2 は USB 給電ケーブル(DC+5V・最大100mA)です。
- 光入力の上限:RP-ADAC2 は 96kHz まで、同軸なら 192kHz までです。
- 付属の光ケーブル:どちらも付属の記載を確認できませんでした。
ここは要注意|うまくいかないとき
- 逆向きの製品:「アナログ→光」の変換器では、アナログ入力のスピーカーは鳴りません。商品名の「デジタル to アナログ」「光→RCA」を確かめます。
- Dolby のままだと無音になることがある:テレビ側を PCM にします。対応する変換器でも、サラウンド音声は変換できません。
- 3.5mm 出力の使い方:RP-ADAC2 の公式ページには、音量機能のないヘッドホン・イヤホンを 3.5mm 出力につながないよう注意書きがあります。
- 別の解決策:光入力付きのサウンドバーに買い替える方法もあります。

よくある疑問
テレビのリモコンで音量は変えられる?
光デジタル出力では、テレビのリモコンで音量が変わらない機種があります。RS-ADAC3 なら本体のノブで、RP-ADAC2 ならスピーカー側で合わせる形になります。
光ケーブルは付いている?
確認した公式ページでは、RP-ADAC2 の付属品は本体・USB 給電ケーブル・説明書と保証書です。RS-ADAC3 は光ケーブルの記載がありませんでした。別に用意するのが無難です。
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まとめ
光出力しかないテレビでも、光→アナログの DAC と PCM 設定で解決できます。
- 音量をつまみで調整したい:ラトックシステム RS-ADAC3。
- シンプル・小型でいい:ラトックシステム RP-ADAC2。
- 確認すること:変換の向きと、テレビの PCM 設定。
手持ちのスピーカーをもう一度鳴らせるのは、けっこううれしいものです!


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