AVアンプが4K非対応・ARC非対応…今の4K機器の音を古いアンプで鳴らすには?HDMI音声分離器の選び方

Photo by Tawshif Khan on Unsplash (https://unsplash.com/@tawshif) 映像・音響・リビング環境
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4K 非対応や ARC 非対応の古い AV アンプでも、HDMI 音声分離器をはさめば、映像は 4K のままテレビへ、音だけをアンプへ送れます。

アンプを買い替えなくて済む一方で、光デジタルで送れる音には上限があります。その点も正直にお伝えしますね。

結論|HDMI 音声分離器で映像と音を分ければ、古いアンプも使える

結論から言うと、機器の HDMI を分離器に通し、映像はテレビへ、音は光デジタルでアンプへ送るのが答えです。

  • テレビのアプリの音もアンプで鳴らしたい:ラトックシステム RS-HD2HDA2-4K(4K60Hz・ARC 対応)。
  • PS5 などを 4K120Hz で使いたい:ラトックシステム RS-HD2HDA-8K(4K120Hz・ARC 対応)。
  • 機器の音だけ分ければ足りる:サンワサプライ VGA-CVHD8(4K60Hz・ARC は公式に記載なし)。
  • 光デジタルの限界:Dolby TrueHD・DTS-HD などのロスレス音声は、この方法では送れません。
  • 先に確認:ソニーの一部のレコーダーなど、機器側に「AV ピュア出力」があれば分離器は要りません。

「そもそも、なんで古いアンプだと困るの?」というところから見ていきましょう。

なぜ古いアンプだと音が出ないのか

4K 非対応のアンプに 4K の信号を通すと、アンプが信号を通せず、テレビに映像が出ないことがあります。

  • アンプ経由が原因:機器 → アンプ → テレビの順につなぐと、アンプが 4K や HDR の信号の通り道でつまずきます。
  • ARC 非対応も別の悩み:テレビ内蔵のアプリの音をアンプに戻すには、アンプとテレビが ARC に対応している必要があります。
  • 分離器は経路を分ける:映像はテレビへ直接、音だけを別の端子でアンプへ送るので、アンプは映像の規格に関わりません。

アンプを映像の通り道から外すのがコツです。ここ、地味に大事なんです。

解決する手順

  1. 機器側の出力を確かめます。HDMI 出力が2系統ある「AV ピュア出力」付きなら、分離器は不要です。
  2. 機器の HDMI 出力を、分離器の HDMI 入力につなぎます。
  3. 分離器の HDMI 出力を、テレビの HDMI 入力につなぎます。
  4. 分離器の光デジタル出力を、アンプの光デジタル入力につなぎます。
  5. 分離器に AC アダプターをつないで、電源を入れます。
  6. テレビ側の音はミュートにして、アンプの入力を光デジタルに切り替えます。
  • ARC を使うとき:ラトックシステムの2機種は、分離器の HDMI 出力をテレビの ARC 対応端子につなぎます。
  • ケーブルは別売:ラトックシステム・サンワサプライとも、HDMI ケーブルと光デジタルケーブルは付属しません。

ソニーの公式ページでは、ブルーレイレコーダーの一部モデルで、音声専用の HDMI 出力を使えば HDCP 2.2 や 4K HDR に非対応のアンプも使えると案内されています。
お手持ちのレコーダーが対応しているかは、取扱説明書の「AV ピュア出力」で確かめてください。

光デジタルで送れる音の限界

ここは買う前に知っておきたい点です。公式の仕様表に載っている、光デジタル出力の音声形式を見てみましょう。

  • ラトックシステム RS-HD2HDA2-4K:Dolby Digital 5.1ch・DTS 5.1ch・AAC 5.1ch・LPCM 2ch(取扱説明書)。
  • サンワサプライ VGA-CVHD8:Dolby Digital 2ch/5.1ch・DTS 2ch/5.1ch・LPCM 2ch(公式の仕様)。

どちらの光出力の表にも、Dolby TrueHD・DTS-HD・Dolby Atmos の記載はありません。

  • サラウンド自体は鳴らせる:Dolby Digital や DTS の 5.1ch なら、古いアンプでもサラウンドで楽しめます。
  • ロスレスは別の話:ブルーレイ最高音質のロスレス音声は、光では送れないものとして考えてください。
  • 機器の設定も確認:機器の音声出力が PCM 2ch のままだと、サラウンドにならないことがあります。

「古いアンプを活かす代わりに、音声の上限は受け入れる」という割り切りは必要ですね。。。

必要なもの(1〜3製品)

紹介する製品の実売はおおむね 4,000〜9,000円 です(2026年10月時点・主要EC)。

テレビの音もアンプで鳴らしたいなら ラトックシステム RS-HD2HDA2-4K

  • どの条件で選ぶか:機器の音に加えて、テレビ内蔵アプリの音もアンプで鳴らしたいとき。
  • 選ぶ理由:4K60Hz・ARC 対応で、HDR10・Dolby Vision・HLG と HDCP 1.4/2.3 に準拠します(取扱説明書)。
  • 付属品・サイズ:AC アダプターが付属します。サイズは約 77×60×21mm、約 120g です。
  • 購入前に確認したい点:4K60Hz の色深度は 24bit までで、HDMI ケーブルの長さは入力・出力とも各 5m までです。

アンプの ARC が古くて使えない人にも、分離器側の ARC が助けになります。。。これは心強いです!

4K120Hz のゲームをするなら ラトックシステム RS-HD2HDA-8K

  • どの条件で選ぶか:PS5 などを 4K120Hz で映したいとき。
  • 選ぶ理由:8K60Hz・4K120Hz・1080p 240Hz に対応し、ARC にも対応します(公式の製品ページ)。
  • 出力端子:音声は光デジタルと RCA アナログです。
  • 購入前に確認したい点:公式ページに光出力の音声形式の記載を確認できませんでした。前項の2製品の表と同じとは限りません。購入前にメーカーへ確かめてください。

ゲーム機を 4K120Hz で使うなら、HDMI ケーブルも対応品が要ります。選び方はこちらを見てください。

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機器の音だけ分ければ足りるなら サンワサプライ VGA-CVHD8

  • どの条件で選ぶか:BD プレーヤーやレコーダーなど、機器の音をアンプで鳴らせれば十分なとき。
  • 選ぶ理由:4K60Hz(4096×2160)・HDR 対応で、HDCP 2.2/1.4 に準拠します(公式の仕様)。
  • 出力端子:光デジタルと 3.5mm のアナログ出力(LPCM 2ch)です。
  • 購入前に確認したい点:公式ページに ARC の記載がありません。テレビの音をアンプで鳴らしたい人は、ラトックシステムを選んでください。

「ARC は要らない」と割り切れるなら、これで十分かなと思います。

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ここは要注意|うまくいかないとき

  • 型番の取り違え:ラトックシステムには、HDMI 出力が2系統の旧型 RS-HD2HDA-4K もあり、現行品とは別の製品です。Amazon に旧型の出品が残っていることがあります。
  • 映像が出ない:分離器の HDMI 出力とテレビの間のケーブルが、4K60Hz に対応しているか確かめます。
  • 音が出ない:分離器のオーディオモード(光/アナログ)と、アンプの入力切替が合っているか見ます。
  • 電源の確保:どの製品も AC アダプターでの給電です。コンセントの空きを先に確かめてください。
  • 動作の保証:ラトックシステムの取扱説明書に、すべての機器での動作は保証しないとあります。

よくある疑問

ロスレス音声を光で送る方法はある?

光デジタルでの送出は、ここで紹介した仕様表に載っていません。ロスレスを楽しみたいなら、HDMI 対応のアンプが必要です。

アンプを買い替えたほうがいい?

サラウンドを今のアンプで楽しめれば十分なら、買い替えなくても大丈夫です。ロスレスや Atmos が目的なら、買い替えが近道です。

切替器も必要?

つなぐ機器が多いなら、HDMI 切替器を分離器の前に置く手もあります。

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まとめ

古い AV アンプは、HDMI 音声分離器で映像と音を分ければ、買い替えずに使い続けられます。

  • テレビの音もアンプで:ラトックシステム RS-HD2HDA2-4K。
  • 4K120Hz のゲーム:ラトックシステム RS-HD2HDA-8K。
  • 機器の音だけ:サンワサプライ VGA-CVHD8。

光デジタルの音声形式の上限さえ納得できれば、今あるアンプでサラウンドが戻ってきますよ!

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