9月1日の防災の日や台風シーズンを前に、防災ラジオの選び方で迷っているなら、結論はシンプルです。
電源方式・ワイドFM・重さの3つの公式スペックで比べると、約220gで10年長期保管に対応した山善 Qriom YTM-R100が総合1位になりました。
まずは比較表からご覧ください!
順位と総合評価は、比較軸のバッジ(◎4点・○3点・△2点・×1点)の合計から機械的に決めています。
仕様は改良や販売時期で変わることがあるので、値はすべて2026年8月時点の各社公式ページのものです。
結論|防災ラジオおすすめ5選
| # | 製品 | 電源方式 | ワイドFM | 重さ | 購入 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 山善 Qriom YTM-R100 10年保管・最軽量 ¥7,130 | 手回し/USB/乾電池 | FM76-108MHz | 約220g |
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| 2位 | ソニー ICF-B300 充電手段最多 ¥17,800 | 手回し/ソーラー/USB/乾電池 | FM76-108MHz | 約395g |
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| 3位 | アイリスオーヤマ JTL-29 スマホ充電重視 ¥7,130 | 手回し/ソーラー/USB | FM76-108MHz | 300g |
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| 4位 | オーム電機 RAD-M799N デジタル表示のスリム型 ¥3,600 | 手回し/USB/乾電池 | FM76-108MHz | 約258g |
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| 5位 | パナソニック RF-TJ10 乾電池で長時間 ¥7,669 10/23時点 ![]() | 手回し/乾電池 | FM76-90MHz | 約288g |
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判定基準は次のとおりです。
- 電源方式:使える手段の数(4方式◎・3方式○・2方式△)
- ワイドFM:対応○・非対応×
- 重さ:250g未満◎・350g未満○・それ以上△
5製品の実売はおおむね 3,600〜18,000円 です(2026年10月時点・主要EC)。
受信状態や発電量は環境で変わるため、順位は公式スペックの比較であって使用感の保証ではありません。
各製品の詳しい解説
1位 山善 Qriom YTM-R100|10年保管・最軽量
- 選ぶ理由:山善 Qriom YTM-R100は、蓄電部に電気二重層コンデンサ(スーパーキャパシタ)を採用し、公式が「10年長期保管可能」とうたう備蓄向けの手回し充電ラジオです。約220gと今回の5台で最軽量、防水防塵はIP54準拠、しかもLEDライト付き。受信はAM 530〜1600kHz・FM 76〜108MHzでワイドFMに対応。電源は手回しに加えて単3形乾電池×2本(別売)とUSB micro B入力の3方式で、USB A出力からスマートフォンへの充電もできます。
- 向いている人:持ち出し袋に入れて備蓄し、点検の頻度を減らしたい人。軽さ最優先の人。
- 購入前に確認したい点:本体は幅13×奥行4×高さ7.6cmと小型で、スピーカー出力は80〜100mW。音量や受信のしやすさは設置場所で変わります。
非常用持ち出し袋にしまったまま数年放置しがちな防災ラジオで、「長期保管」を公式仕様として明記しているのは正直かなり心強いです。
しまいっぱなしになる前提で選ぶ、って地味に大事なんですよね。
2位 ソニー ICF-B300|充電手段最多
- 選ぶ理由:ソニー ICF-B300は、手回し・太陽光(本体上部のソーラーパネル)・USB AC充電(別売アダプター)の3方法で内蔵充電池に蓄電でき、さらに単3形アルカリ乾電池×2本(別売)でも動く、電源4方式の防災ラジオです。ワイドFM対応(FM 76〜108MHz・AM 530〜1710kHz)で、JIS IPX4の防滴仕様。本体前面のLEDスポットライトは懐中電灯代わりになり、非常用の笛とキャリングポーチまで付属します。乾電池でのFM受信約77時間・ライト点灯約50時間(JEITA測定値)という公式値も出ています。
- 向いている人:充電手段を1つに絞りたくない人、ソーラー充電と防滴の両方がほしい人にはけっこう合うと思います!
- 購入前に確認したい点:重さは約395g(電池含む)と5台で最重量。ソーラーパネルは屋外用で、室内照明では充電できません。マイクロUSBケーブルとUSB Type-Cケーブルが同梱され、スマートフォンや携帯電話への充電にも対応します(一部端末は非対応)。
電池切れ・悪天候・長期停電と、電源が絶たれる場面を4方式で潰しにいく構成は、さすがソニーというところ。
3位 アイリスオーヤマ JTL-29|スマホ充電重視
- 選ぶ理由:アイリスオーヤマ JTL-29は、3.6V/2850mAhのリチウムイオン電池を内蔵した手回し充電ラジオライトです。充電は手回し・ソーラー・USB(Micro-B入力)の3方式で、USB Type-A出力(DC5V-1A以下)からスマートフォンに給電できます。受信はAM 522〜1620kHz・FM 76〜108MHzでワイドFM対応、LEDライトは全光束80lm・昼光色、防水はIPX3、SOSアラームも搭載。今回の5台で内蔵電池の容量が公式に明記されているのはこのJTL-29(2850mAh)とオーム電機(500mAh)だけで、容量は5倍以上の差があります。
- 向いている人:ラジオ・ライト・スマホ給電を1台にまとめたい人。玄関や寝室に置いて普段から充電しておける人。
- 購入前に確認したい点:乾電池では動きません。内蔵電池が空だと手回しかソーラーで蓄電することになるので、日頃のUSB充電が前提の設計です。質量は300g、サイズは幅6.2×奥行14.6×高さ7.8cmです。
停電中にスマホへ回せる電力を少しでも確保したいなら、この数字は効いてきます。
モバイルバッテリーを兼ねた防災ラジオがほしい人の第一候補かなと思います!
4位 オーム電機 RAD-M799N|デジタル表示のスリム型
- 選ぶ理由:オーム電機 AudioComm RAD-M799Nは、ラジオ・簡易ライト・充電器・サイレンの1台4役をうたう手回しラジオライトです。電源は単4形乾電池×3本(別売)・内蔵リチウムポリマー充電池(3.7V 500mAh)・手回し発電の3方式で、microUSB端子からのUSB充電にも対応。受信はAM 522〜1629kHz・FM 76〜108MHzのワイドFM対応で、バックライト付きのデジタル表示と口径28mmのステレオスピーカー×2を備えます。幅140.5×高さ56×奥行57mmの横長スリム形状で約258g(乾電池含まず)。周波数が数字で見えるデジタル表示は、停電時の暗がりで選局するときに効きます。
- 向いている人:家族の誰でも迷わず選局できる表示がほしい人。棚や引き出しに収まる薄型がいい人。
- 購入前に確認したい点:公式の電池持続時間は、アルカリ乾電池でラジオ約12時間・ライト約100時間、内蔵充電池でラジオ約8時間。手回しは120回転/分×約3分でラジオ約30分・スマホ通話約20秒という目安値です。防水等級の記載はありません。
アナログダイヤルの「なんとなく合わせる」感じ、あるあるですよね。。。
5位 パナソニック RF-TJ10|乾電池で長時間
- 選ぶ理由:パナソニック RF-TJ10は、単4形乾電池×3本と、手回しで蓄えるニッケル水素充電式電池(DC4.8V 300mAh)内蔵の2電源で動く手回し充電ラジオです。公式仕様では、アルカリ乾電池でFM/AM受信約24時間・LEDライト約100時間・サイレン約20時間。乾電池運用の持続時間が公式値でしっかり示されていて、ライト約100時間は今回の5台でもトップクラス。LEDライトとサイレンを1台に集約したシンプル構成で、約288g(乾電池含む)、サイズは幅140.4×高さ54.4×奥行52.0mmです。
- 向いている人:備蓄する単4乾電池を軸に、操作がシンプルな1台を家族で共有したい人。
- 購入前に確認したい点:受信周波数はFM 76.0〜90.0MHz・AM 522〜1629kHzで、ワイドFM(90.1MHz以上のFM補完放送)の帯域は受信範囲外です。USB充電やソーラーには対応せず、スマートフォンへの給電端子も現行の公式仕様ページには記載がありません。
ぶっちゃけ、私だったらAMが入りにくい鉄筋住まいならワイドFM対応の上位4台から選びます。
用途別|あなたに合うのはどれ?
- 持ち出し袋に入れて長期備蓄したい人:山善 Qriom YTM-R100。10年長期保管可能・約220g・IP54という備蓄向きの公式仕様が揃っています。
- 充電手段の多さで選ぶ人:ソニー ICF-B300。手回し・太陽光・USB・乾電池の4方式は今回で唯一です。
- 停電中のスマホ給電を重視する人:アイリスオーヤマ JTL-29。内蔵2850mAhとUSB Type-A出力が公式に明記されています。
- 家族で使う操作のわかりやすさ重視の人:オーム電機 RAD-M799N。バックライト付きデジタル表示で選局が数字で見えます。
- 単4乾電池でシンプルに備えたい人:パナソニック RF-TJ10。乾電池でライト約100時間という持続時間が公式値です。
順位はスペックの点数で決めていますが、絶対の正解ではありません。
停電時に何を優先するかで、あなたの1位は変わってきます。
迷ったら、「停電中、この1台に何をさせたいか」を先に決めるのが近道です。
- 情報収集だけ:軽い山善
- 明かりとスマホもまとめたい:アイリスオーヤマ
という具合に、役割が決まると候補は2〜3台まで一気に絞れます。
選ぶ前に押さえたい4つのポイント
電源方式の数は「電源が絶たれる場面」の保険
手回しはどの製品にもありますが、乾電池・USB・ソーラーの対応は分かれます。
- 乾電池対応:備蓄した電池をそのまま使えます。
- USB対応:平時にモバイルバッテリー感覚で満たしておけます。
- ソーラー対応(ソニー・アイリスオーヤマ):長期停電時の選択肢になりますが、ソニーの公式注記にあるとおり屋外の太陽光が前提で、室内照明では充電できません。
ワイドFM対応はAMが入りにくい建物ほど効く
ワイドFM(FM補完放送)は、AM番組をFMの周波数(90.1〜94.9MHz)で聴ける仕組みです。
鉄筋コンクリートのマンションなど、AMが入りにくい環境の受信対策になります。
- 対応:FM 76〜108MHzをカバーする4台
- 範囲外:RF-TJ10(FM 76.0〜90.0MHz)のみ帯域が範囲外
ここ、カタログの数字だけだと見落としがちで、地味に大事なんです。
手回し発電は「主電源」ではなく非常時の最後の手段
手回しで得られる電力は小さいです。
- オーム電機の公式目安:120回転/分で約3分回してもラジオ約30分・スマホ通話約20秒
- パナソニックの内蔵充電池:FM受信約14分(1分120回転×1分の手回し時)
つまり手回しは「電池が尽きた後の保険」で、普段は乾電池かUSBで満たしておく設計が現実的です。
重さと防水は置き場所・持ち出し方で選ぶ
5台の重さは約220g(山善)〜約395g(ソニー)。
持ち出し袋に入れるなら軽さ、キッチンや窓際に常置するなら防滴性能が効きます。
- 防水系の公式表記あり:山善(IP54)・ソニー(JIS IPX4)・アイリスオーヤマ(IPX3)の3台
- 記載なし:オーム電機・パナソニック
ここは要注意|失敗しやすいパターン
スペック表だけでは見えにくい落とし穴を3つ挙げます。
どれも**「買ったのに本番で使えなかった」につながるやつ**です。
乾電池対応だと思い込む
手回しラジオはどれも乾電池で動く、と思われがちです。
でも、アイリスオーヤマ JTL-29は内蔵リチウムイオン電池専用で乾電池は使えません。
- 備蓄している乾電池を活かす計画なら:山善・ソニー・オーム電機・パナソニックの4台が候補になります。
- 対応サイズ:乾電池対応の4台も、単3形(山善・ソニー)と単4形(オーム電機・パナソニック)で分かれます。
備蓄する電池と本体は、セットで考えることになります。
スマホ充電を主目的にする
手回し発電の給電量は前述のとおりごくわずかで、内蔵電池も最大のJTL-29で2850mAhです。
- 現実的な位置づけ:最近のスマートフォンの電池容量を考えると、防災ラジオのスマホ充電は「圏外確認や短い連絡のための応急処置」です。
- 本気で備えるなら:ラジオとは別にポータブル電源やモバイルバッテリーを用意するほうが確実です。
買って満足して放置する
乾電池には液漏れのリスクがあり、内蔵充電池も自然放電します。
押し入れの奥で数年眠ったラジオが本番で動かない、これが防災用品のいちばんの失敗パターンですよね。。。
- 点検日を決める:台風接近の予報が出た日を点検日にする
- 長期保管設計を選ぶ:山善のような長期保管設計を選ぶ
「放置される前提」で仕組みを作っておくと安心です。
台風が近づく前の最終チェックリスト
防災ラジオは、台風の予報が出てからでも間に合う備えです。
予報が出た日に見ておきたい項目を6つにまとめました。
- 本体の置き場所を家族全員が知っているか
- 内蔵充電池の残量表示、または乾電池の残量と予備の有無
- ラジオの受信と音量(普段の置き場所で選局できるか)
- LEDライトの点灯と、手回しハンドルの動き
- スマホ給電を想定するなら、対応するUSBケーブルの場所
- 自治体・気象庁など、ラジオ以外の情報手段
避難の判断はラジオの準備状況ではなく、自治体の避難情報と気象情報が基準です。
ラジオは情報を受け取る手段の一つとして、公的情報とあわせて使うものと考えておきましょう。
このチェック、全部やっても10分かかりません。
台風のたびに繰り返していると、家族の中で「ラジオはここ、電池はここ」が自然に共有されていくのが地味にうれしい効果です。
合わせて確認したいもの
- 予備の乾電池:山善・ソニーは単3形、オーム電機・パナソニックは単4形と、必要なサイズが分かれます。
- USBケーブル:充電入力はアイリスオーヤマ・山善・オーム電機ともmicroUSB(Micro-B)です。手持ちのケーブルがUSB-Cばかりだと、いざというとき挿せません。
- ポータブル電源:スマホや照明の電力を本格的に備えるなら、ラジオとは役割分担で考えるのがおすすめです。停電対策の本命はこちらです。
- 非常用トイレ:停電・断水はセットで来ることが多いので、情報手段と一緒に備えておきたいアイテムです。


まとめ
防災ラジオの選び方は、電源方式の数・ワイドFM対応・重さという公式スペックで比べると迷いが減ります。
総合1位は、10年長期保管と約220gの軽さを両立した山善 Qriom YTM-R100。
- 充電4方式:ソニー ICF-B300
- 内蔵2850mAhでスマホ給電に強い:アイリスオーヤマ JTL-29
- デジタル表示:オーム電機 RAD-M799N
- 乾電池で長時間動く:パナソニック RF-TJ10
それぞれ、公式値で強みがはっきり分かれました。
受信状態や発電量は環境で変わりますし、価格や販売状況も動きます。
それでも「どの電源で動くか」「ワイドFMに対応するか」「どこに置くか」の3点を決めておけば、候補は自然に絞れるかなと思います!
防災の日をきっかけに、家族が置き場所と操作をわかる状態まで整えておきましょう。



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