9月1日の防災の日に非常用トイレを見直すなら、結論はシンプルです。
自宅の備蓄でまず選びたいのは、100回分・約15年保存で防臭袋まで付くアイリスオーヤマ BTS10-100。
使用後のにおい対策を最優先するならBOSの50回分セット、と用途で決まります。
この記事では、日本で買える非常用トイレ5製品を、処理回数・設置場所・防臭、処理袋の構成という同じ3軸で比較します。
数値はすべてメーカー公式サイトか公式ストアの掲載仕様です。
まずは比較表からどうぞ!
結論|非常用トイレおすすめ5選
| # | 製品 | 処理回数 | 設置場所 | 防臭・処理袋 | 購入 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | アイリスオーヤマ BTS10-100 備蓄バランス最良 ¥5,195 10/23時点 ![]() | 100回分 | 洋式便器に設置 | 防臭袋24枚 |
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| 2位 | BOS非常用トイレ Bセット 防臭対策最強 ¥5,980 | 50回分 | 洋式便器に設置 | BOS袋50枚 |
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| 3位 | コクヨ 袋式トイレ DRP-TT1 交換の手間最少 ¥16,200 | 100回分 | 便器にセット | 消臭凝固剤+回収袋 |
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| 4位 | サンコー トイレ非常用袋 R-40 分散備蓄向き ¥1,090 | 10回分 | 便器・バケツ可 | 汚物袋+凝固剤 |
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| 5位 | RABLISS 組立簡易トイレ KO382 便器なし対応 ¥1,886 | 同梱なし | 便器不要・組立式 | 同梱なし |
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順位と総合評価は、3つの比較軸を◎4点/○3点/△2点/×1点で点数化した合計で機械的に決めています。
- 処理回数:100回以上◎・50回以上○・10回以上△・同梱なし×
- 設置場所:便器不要◎・バケツなど便器以外も公式対応○・洋式便器への設置前提△
- 防臭・処理袋:全回数分の防臭袋◎・一時保管用の防臭袋や消臭凝固剤+回収袋○・汚物袋と凝固剤のみ△・同梱なし×
1〜3位は9点で同点のため、保存年数と自宅トイレでのそのままの使いやすさを見て並べました。
各製品の詳しい解説
1位 アイリスオーヤマ 非常用トイレ BTS10-100|備蓄バランス最良
- 選ぶ理由:防災士監修の100回分セットで、中身は凝固剤×100・汚物袋×110・防臭袋×24。保存期間は未使用・未開封で約15年です。凝固剤は99%抗菌(JIS S0252:2021に準じた試験)とアンモニア99%消臭(30分後・アイリスオーヤマ調べ)をうたう仕様です。
- 向いている人:家族分の回数を1箱で確保して、期限管理を15年サイクルにしたい人。パッケージは約26.5×19.2×13.5cm・約3kgです。
- 購入前に確認したい点:使い方は、便座を上げて便器に汚物袋を1枚かぶせ、便座の上にもう1枚重ねる2枚がけ方式。排泄後に凝固剤をふりかけ、結んだ袋は防臭袋へまとめます(防臭袋1枚につき5回分が目安)。防臭袋は24枚なので、毎回1枚ずつ使う運用では足りません。「5回分をまとめて1枚」という目安どおりに使う構成です。
100回分がトイレの収納棚に収まるサイズなのは、地味にありがたいんですよね。
2位 クリロン化成 BOS非常用トイレセット Bセット|防臭対策最強
- 選ぶ理由:50回分の全回数に防臭袋BOS(白・35×50cm)が付くのが最大の特徴で、防臭袋が「全回数分」あるのは5製品でこれだけ。セット内容はBOS×50枚、凝固剤×50個(1個約10g)、排便袋×50枚(黒・70×70cm)、便座カバー×2枚(65×80cm)、使用説明書で、保存期間は15年。
- 向いている人:使用後のにおい対策を最優先したい人、集合住宅などで使用済み袋の保管が長引きそうな人。既存の洋式便器に便座カバーと排便袋をセットし、使用後は凝固剤を入れた袋を1回ずつBOSで密閉できます。
- 購入前に確認したい点:便座カバーは2枚のみで、公式には「大きな便座以外では便座カバーが使えない場合がある」という注記があります。
ごみ収集が数日止まる状況では、使用済み袋を室内に置く時間が長くなるので、ここが効いてくるんです。
3位 コクヨ 袋式トイレ DRP-TT1|交換の手間最少
- 選ぶ理由:100回分(10回分×10セット)の袋式トイレです。10枚重ねの便袋を便器に1度セットすれば10回連続で使え、使用後はミシン目で1枚ずつ切り離す方式。毎回袋をかけ直す手間がなく、袋のかけ忘れも起きにくい構造です。
- 向いている人:家族や職場など複数人で使う前提で、袋交換の手間とセットミスを減らしたい人。コクヨの公式仕様は大人1人1日5回で備蓄量を計算しており、100回分は大人20人1日分(=4人家族なら約5日分)に相当します。
- 購入前に確認したい点:防臭専用の袋はなく、におい対策は抗菌・消臭性の凝固剤と回収袋で行う構成です。凝固剤は抗菌・消臭性のある吸水ポリマーで、使用済み袋をまとめる回収袋と取扱説明書ポスターが各セットに付属。使用期限は製造から10年です。
1度セットして10回使えるのは、慌てている場面ほどありがたい仕組みかなと思います。
4位 サンコー トイレ非常用袋 R-40|分散備蓄向き
- 選ぶ理由:日本製の10回分セットで、中身は汚物袋10枚と凝固剤10個。凝固剤1個で約600ccの水分を固めます。洋式便器にかぶせて使えるほか、バケツにセットすれば便器が使えない場所でも簡易トイレになると公式が案内しています。
- 向いている人:自宅・車・持ち出し袋へ小分けして備えたい人、まず少量から備え始めたい人。パッケージは26×12×3.5cm・315g(1回分26g)と薄くて軽いです。
- 購入前に確認したい点:10回分は1人2日分ほどの目安量で、防臭袋は入っていません。家族分をまかなうなら複数個か、上位セットとの併用が前提になります。凝固剤は未開封であれば使用でき、高温多湿を避けた保管が公式の条件です。
薄くて軽いので、車のダッシュボード下や持ち出し袋への小分けにちょうどいいんですよね。
5位 小林薬品 RABLISS 組立簡易トイレ KO382|便器なし対応
- 選ぶ理由:防災士監修の組み立て式トイレで、セット内容はPP製の便座1個と段ボール製の便器1個。耐荷重は約250kg、重さは約0.8kgで、組み立てるとW29×D34×H35cm、たたむと厚さ2cm(W33×D35cm)まで薄くなります。便座は洗って繰り返し使える仕様で、断水だけでなく「便器そのものが使えない・そもそも無い」状況で効く1台です。
- 向いている人:庭やテント、車中泊など、便器が無い場所での備えを作りたい人。介護や工事現場の予備トイレにも。
- 購入前に確認したい点:凝固剤・汚物袋は付属しないと公式に明記されています。単体では用を足せません。比較表の処理回数が「同梱なし」なのはこのためで、凝固剤・汚物袋セットとの2点持ちが前提です。同じRABLISSのKO363(50回分)やKO364(100回分)などの処理セットとまとめて備えて、初めてトイレとして機能します。
たたむと厚さ2cmなので、処理セットと一緒に備えても場所は取りにくいかなと思います。
用途別|あなたに合うのはどれ?
- 家族の在宅避難を1箱でまかなう:アイリスオーヤマ BTS10-100。100回分・約15年保存・防臭袋24枚のバランス型です。
- においを一番気にする:BOS非常用トイレ Bセット。全50回分に防臭袋が付き、1回ずつ密閉できます。
- 職場やオフィスに置く:コクヨ 袋式トイレ DRP-TT1。1度のセットで10回連続、大人20人1日分の設計です。
- 車・持ち出し袋に分ける:サンコー R-40。厚さ3.5cm・315gで、10回分から備えられます。
- 便器が無い場所に備える:RABLISS KO382。KO363/KO364などの処理セットとの組み合わせで使います。
ぶっちゃけ私だったら、まず自宅用に100回クラスを1箱置いてから、車用にR-40を足していく順番かなと思います!
選ぶ前に押さえたい4つのポイント
1. 「◯回分」の中身は製品ごとに違う
- BTS10-100:凝固剤100個に対して汚物袋が110枚の予備多め構成
- BOS:50回ぶんすべてに防臭袋
- DRP-TT1:10回で便袋1組+凝固剤10個
同じ「回数」表示でも、袋と凝固剤の内訳はけっこう違います。
コクヨの公式仕様が使う「大人1人1日5回」で計算すると、4人家族の1週間には140回分。
100回セット1箱+小分けセットの組み合わせが現実的なラインです。
2. 防臭袋の有無と枚数
使用済みの袋は、ごみ収集が再開するまで自宅で保管することになります。
- BOS:全回数分の防臭袋が付くのはこれだけ
- アイリスオーヤマ:24枚(5回分ごとに1枚の目安)
- コクヨ:回収袋方式
- サンコー・KO382:防臭袋なし
防臭袋なしのセットを選ぶ場合、保管場所をベランダなど居室から離れた場所に決めておくと運用が楽になります。
3. 保存期限と保管環境
- アイリスオーヤマ・BOS:15年
- コクヨ:製造から10年
- サンコー:年数表記ではなく「凝固剤は未開封なら使用可・高温多湿を避ける」という公式表記
- KO382:消耗品を含まないため期限表記自体がありません
どの製品も凝固剤は吸水ポリマーが主成分なので、直射日光の当たる窓際や夏の車内といった高温環境は避けたいところ。
車載分は温度が上がりにくい場所に置くのが安心です。
4. どこで使うかを先に決める
- 自宅の洋式便器で使う前提:アイリスオーヤマ・BOS・コクヨの袋式3種
- バケツでも使える公式案内:サンコー
- 便器そのものが不要:KO382だけ
在宅避難なら袋式で足りますが、断水に加えて配管損傷で便器が使えないケースや屋外での使用まで想定するなら、組み立て式の出番になります。
ここ、意外と見落としがちなんですよね。。。
ここは要注意|失敗しやすいパターン
- 便器・便座のみタイプを1つ買って安心してしまう:いちばん多いパターンです。KO382は凝固剤と汚物袋が無いと用を足せないので、処理セットまで含めて備蓄が完成します。逆に袋式だけの備えは、便器が使えない状況で行き場がなくなります。
- 回数まわりの勘違い:これもあるあるです。BOSの便座カバーは2枚だけ(繰り返し使う前提)なので、50回分=カバー50枚ではありません。アイリスオーヤマの防臭袋24枚を毎回1枚ずつ使うと、25回目以降のにおい対策がなくなります。
- 保管場所の高温多湿:いちばんの敵です。サンコーの公式表記どおり、凝固剤は高温多湿を避ける必要があります。夏の車内は高温になるため、車載するなら座席下など温度の上がりにくい場所が無難です。
- 使用済み袋のごみ出し:自治体ごとにルールが違います。災害時は収集自体が止まったり、通常と異なる区分になったりすることもあります。
それぞれの「1回」に何を使うかは、セット内容の数字で決まります。
商品側の説明だけで廃棄方法を決めず、お住まいの自治体の防災ページを平時に一度見ておくと安心です。
買ったあとにやっておきたいこと
非常用トイレは「買って箱のまま押し入れへ」で終わりがちですが、それだと本番で使えない、があるあるです。。。
次の3つだけ先に済ませておくと、備えとしての完成度が大きく変わります。
- 置き場所を家族と共有する:トイレ内または近くの収納に置き、夜間でも取り出せる位置にします。
- 説明書を箱の外からも見られるようにする:使用手順のページを写真に撮っておくと、停電時でもスマホで見返せます。
- 期限を書いて貼る:アイリスオーヤマとBOSは15年、コクヨは10年。箱に「〇年まで」と大きく書いておくと、点検が一瞬で終わります。
合わせて確認したいもの
- 停電への備え:断水と停電は同時に来ることが多いので、トイレとあわせて電源の備えも見直せます。
- 備蓄の置き場所づくり:非常用トイレは箱で場所を取ります。食品・水の備蓄と一緒に収納計画を立てると管理が楽です。


まとめ
非常用トイレの選び方は、処理回数・設置場所・防臭、処理袋の構成の3軸で比べるとすっきり決まります。
- 自宅の備蓄バランス → アイリスオーヤマ BTS10-100(100回分・約15年保存)
- におい対策最優先 → BOS Bセット(全50回分に防臭袋)
- 複数人での使いやすさ → コクヨ DRP-TT1(10回連続セット)
- 小分けの分散備蓄 → サンコー R-40
- 便器が無い場所への備え → RABLISS KO382+処理セット
順位は公式仕様の点数化によるもので、絶対の正解ではありません。
家族の人数×1日5回×想定日数で必要回数を出し、置き場所と使う場所を決めれば、5製品から選ぶのはそれほど難しくないはずです。
防災の日をきっかけに、水や食料より後回しになりがちなトイレの備えを、今年こそ数字で埋めてしまいましょう!



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