モニターの背面に VESA のネジ穴が無くても、モニターを挟んで VESA の取付面を作る「挟み込み式ホルダー」を使えば、アームに付けられる可能性があります。
ただし、どのモニターでも付くわけではありません。
付けられるかどうかは、厚さ・画面サイズ・重さ・背面の形の4つで決まるので、測る順に整理します。
結論|挟み込み式のホルダーで付けられる。ただし厚さ・サイズ・重さの範囲に収まるモニターだけ
結論は、モニターの厚さと画面サイズを測って、ホルダーの対応範囲に収まるかを見るのが最初の一歩、です。
- 厚さが26.5mm未満の薄型、または28〜32型:サンワサプライ CR-LAVESADP1。対応は13〜32型、厚さ10〜70mmです。
- 13〜27型で、厚さが26.5mm以上:エレコム DPA-DPK1327BK。対応は13〜27型、厚さ26.5mm以上です。
どちらも、アームの耐荷重はモニターとホルダーの合計で見ます。
「穴が無いからアームはあきらめるしかない。。。」と思っていた人も、まず手持ちのモニターを測ってみてください。
なぜVESA穴が無いとアームが付けられないのか
モニターアームは、モニター背面の VESA(ベサ)規格のネジ穴にプレートを留めて支えます。
穴の間隔は 75×75mm や 100×100mm が一般的です。
デザイン重視の薄型モニターなどは、この穴がありません。
穴が無いと、アーム側のプレートを留める場所が無い、というわけです。
そこで出番になるのが、モニターを外側から挟んで固定するホルダーです。
- ホルダーがモニターを挟む:上下(または左右)から押さえて、動かないようにします。
- ホルダー側に VESA 用の取付面がある:アーム側のプレートは、ここに留めます。
つまり、モニター本体に穴を開けるのではなく、挟む部品を足して穴の代わりにする考え方です。
そのため、モニターの寸法や形が、ホルダーに合うかどうかが大事になります。
解決する手順
- メーカーの仕様表で、「VESA マウント」の欄を見ます(「非対応」「なし」なら、このホルダーの出番です)。
- モニターの画面サイズを確かめます。27型以下か、28型以上かで候補が分かれます。
- モニター本体の厚さを測ります。スタンドを外した状態の、一番厚い部分を測ります。
- モニターの重さを、仕様表から確かめます。アームの耐荷重は、モニター+ホルダーの合計で見ます。
- 背面を見て、曲面・出っ張り・下側のボタンやスピーカーが、挟む位置に当たらないかを確かめます。
- 付けたら、モニターを載せたまま軽く揺らして、ぐらつかないかを確かめます。
手順5は、地味に大事です。
ベゼルの下に操作ボタンがあると、挟む部品とぶつかることがあります。
必要なもの(1〜3製品)
どちらも、VESA 穴の無いモニターをアームに付けるための挟み込み式です。
選び分けは、モニターの厚さと画面サイズで決まります。
紹介する製品の実売はおおむね 1,500〜2,500円 です(2026年10月時点・主要EC)。
| 条件 | 製品 | 対応サイズ | 対応する厚さ | 耐荷重 |
|---|---|---|---|---|
| 薄型、または28型以上 | サンワ CR-LAVESADP1 | 13〜32型 | 10〜70mm | 10kg |
| 13〜27型で厚さ26.5mm以上 | エレコム DPA-DPK1327BK | 13〜27型 | 約26.5〜60mm | 約8kg |
薄型・大型のモニターなら サンワサプライ CR-LAVESADP1
- どの条件で選ぶか:厚さが26.5mm未満の薄型、または28〜32型のとき。
- 選ぶ理由:対応は13〜32型、厚さ10〜70mm、耐荷重10kgです。取り付けられる VESA は 75×75 と 100×100。ホルダー部品は1本あたり約180gです。
- 購入前に確認したい点:モニターの厚さによって使うボルトが変わり、サイズごとに取り付け方が3パターンあります。曲面モニターに関する記載は、公式にありません。
背面が平らでないモニターにも、形に合わせて付けられると公式は案内しています。
ただし、取付位置は多少変わるとも書かれているので、付ける前にアームの位置を考えておくと安心です。
13〜27型の標準的な厚さなら エレコム DPA-DPK1327BK
- どの条件で選ぶか:13〜27型で、厚さが26.5mm以上のとき。薄型のモニターは、下限の26.5mmで外れます。
- 選ぶ理由:対応は13〜27型、耐荷重は約8kg、幅は約200〜420mmの範囲で調節できます。質量は約0.65kgです。
- 購入前に確認したい点:製品ページの厚さは約26.5〜60mmですが、ほかの表記では約65mmとあり、公式の中で数字が違います。60mmを超えるモニターは避けるのが安全です。
エレコムは、ネジの締めすぎがモニターの破損につながると注意しています。
月に1回ほど、ネジの締め直しと確認が必要とも案内されています。
ここは要注意|うまくいかないとき
ホルダーを買う前に、次の点を確かめてください。
- 薄いモニターに、エレコムは使えない:厚さが26.5mm未満だと、対応範囲から外れます。サンワサプライの10mm〜が候補です。
- 28型以上に、エレコムは使えない:対応は27型までです。
- 重いモニターは、合計で見る:モニターの重さに、ホルダーの重さが加わります。アームの耐荷重に収まるか、足し算してください。
- 曲面や背面の出っ張り:エレコムは公式に記載がありません。サンワサプライも、曲面モニターに関する記載がありません。
- アームが VESA 75/100 に対応しているか:サンワサプライは 75×75 と 100×100 に対応と案内しています。手持ちのアームの規格も、確かめておきます。
- ネジの締めすぎ:エレコムは、締めすぎでモニターが破損するおそれがあるとしています。
厚さや重さが、対応範囲ぎりぎりのときは無理をしないほうがいいです。
落下の安全は断定できないので、迷うときはモニターやアームのメーカーに問い合わせてください。
よくある疑問
- VESA 穴が本当に無いか、見分けるには?:メーカーの仕様表の「VESA マウント」の欄で確かめられます。背面を見て、ネジ穴が4つ並んでいなければ、無い可能性が高いです。
- ホルダーが付けば、どんなアームでも使えますか?:アーム側の VESA 規格(75/100)と耐荷重に合うことが条件です。
- アーム本体はどう選べばいいですか?:天板の厚みやクランプの対応範囲は、別の記事で整理しています。

- 天板がたわむのが心配です:補強プレートで、クランプが当たる面を広げる方法があります。

- 机が狭いときは?:アームのかわりに、モニター台で下の空間を使う方法もあります。

まとめ
VESA 穴が無いモニターでも、挟み込み式のホルダーなら、アームに付けられる可能性があると言えます。決め手は、モニターの厚さと画面サイズです。
- 薄型、または28〜32型:サンワサプライ CR-LAVESADP1。
- 13〜27型で厚さ26.5mm以上:エレコム DPA-DPK1327BK。
私だったら、買う前にモニターの厚さをノギスや定規で測ってから選びます。。。
測ってみて対応範囲に収まれば、アームでデスクがすっきりしますよ!


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